社会開発委員会
抱負
これまで先人たちは、淡路島の美しい自然と共生し、歴史や伝統はもちろん食や生活、産業といった独自の文化を育まれてきました。それはこの地のアイデンティティーであり、私たちはこの環境を最大限に活かし次世代へと引き継がねばなりません。それはただ単に古いものを守ることではなく、先人たちが育んできたものを大切にしつつも磨きをかけることでさらに魅力を加え、淡路島の新たな可能性を見出していくことであると考えます。 「淡路はひとつ」この設立当初からの基本理念は55年目を迎えた今でもなお私たちの中に生き続けています。その想いが一昨年、島内三市関係団体のご理解とご協力のもと「淡路島日本遺産委員会」を設立できたことにより、ひとつの具体像を見ることができました。これにより、淡路島の歴史・文化がストーリーとして繋がり、悲願であった日本遺産の認定へと至った事は言うまでもありません。これらは「淡路島」として、ひとつの目標の基に結集し、大きな力をもって前に進んだ結果であります。つまり、まちづくりが行政単位だけで行われるのではなく、歴史や文化を共有する「地域」として実行されることの必要性を明確に示しています。今必要なことは、「淡路島」として、他の地域にはない明確なコンセプトの基に行われるまちづくりと時代に即したプロモーション活動を以て、淡路島がどのような価値を提供することができる地域かを明確化し、それらを島民と共に強力に実行できる仕組みや手法、またそのプロセスを専門的な知識を持つ方のみならず、これからの淡路島を担う方々と多方面からの検討し具体的な形を示すことであります。 大きな可能性を秘めた淡路島だからこそ、その方向性を誤れば地域の特色が失われかねません。我々は今を生きる責任を持って淡路島に絶対的な魅力を確立し、まちづくりに活かすことで「明るい豊かな淡路島」へと邁進して参ります。