趣　意　書

一般社団法人淡路青年会議所
理事長　平川　智己

淡路島の魅力あるある探検隊！！

我々、一般社団法人淡路青年会議所は1963年の創設以来、「淡路はひとつ」を理念のもと、「明るい豊かな淡路島」の実現に向け地域のひとづくり・まちづくりに取り組んでおります。
昨今、淡路島では高速料金の改定や花みどりフェアの開催など多くの話題で溢れております。テレビや雑誌等においても淡路島の特集が組まれることも多く、食やレジャーといった観光的側面から島外、県外に広く認知されてきております。
しかしながら、次代を担う子どもたちが学ぶべきものはそのような表面的な事柄ではなく、淡路島民としてのアイデンティティです。なぜなら「歴史を知らない民族は滅びる」という言葉がありますように、淡路島民が自ら地域の歴史・伝統・文化を深く学ぶ必要があるにも関わらず、現在の淡路島において地域に誇れるものがないと感じている人が多いのが現状です。今後の淡路島の未来を創造していくためにも、島民として知っておくべき淡路島の財産を学び、この島に愛郷心を持ち、能動的に発信していく人材の育成が必要です。
そこで我々は小学校高学年を対象に、淡路島の地場産業や立地条件、豊かな気候によって育まれてきた淡路島の歴史・伝統・文化を調査研究することで、かけがえのない経験を得ることのできる体験型事業「淡路島の魅力あるある探検隊！！」を企画いたしました。
幼少期に体験した記憶は子どもの成長過程において重要な役割を担っていることは周知の事実であります。この事業を通じ、今後の淡路島の担い手である子どもたちが、身近な日常の中に淡路島のアイデンティティを見出すことで、深い愛郷心が芽生えるものと考えます。そして子どもたち自らが淡路島の魅力の発信者として、また次代を担う淡路島の人財となる確実な一歩を踏み出すものと確信しております。
何卒、趣旨をご理解いただきご協力、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。