社会開発委員会　委員長　時枝弘記

都市部に人口が集中することにより、淡路島も地方と呼ばれる他の地域と同じく少子高齢化や雇用不足といった諸問題を抱えています。しかし、他のどの地域にも真似ることのできない魅力がこの淡路島にはあります。その魅力を再認識し、発信を行い、淡路島の発展や活性化させるための行動を起こすことが我々の使命であります。「淡路はひとつ」の理念を基に、未来を切り拓く気概を持ち行動いたします。
淡路島が日本国内のみならず、国際社会においてその存在を示す時にきています。しかし、現状は淡路島の存在意義の重要性や、その価値の理解度は個人によってばらつきがあります。何故ならば、近隣に大都市があることや、気候風土にも恵まれていること、食物等の天然資源も豊富であり、産業も揃っていることなど、今すぐに我々の生活が窮することは考えにくい状況であるからです。その結果、存在意義を意識せずとも生活が成り立ち、見過ごされています。過去は、島国であるという利点を活かしつつ、他の文化を融合させながらも独立性を持った地域として存在していました。だからこそ素晴らしい価値と成り得るものが今なお残っています。このような状況の中、我々が取るべきスタンスは、現在から未来を見るだけではなく、悠久の過去から未来を見据え行動することが大切です。様々な価値がある中、基軸を定め、行動することの重要性を訴え、淡路島が一体となる未来を描き、その魅力を国内外に捉われず幅広く発信することが、今後の社会において淡路島の存在を示すことになり、更なる発展へと繋がります。

信念を貫き、果敢に挑む！